翻訳みちくさ日記~英語の仕事も子育ても

一人前の実務翻訳者になれる日を目指して、浮いたり沈んだり、私の毎日を綴ります。

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スカンクのキャベツ

少し前に長男に「エルマーのぼうけん」という本を買ったことは以前にも紹介させて頂きましたが、昨日その続編を買いました。

エルマーとりゅう エルマーとりゅう
ルース・スタイルス・ガネット、ルース・クリスマン・ガネット 他 (1964/08)
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1作目はとっても面白く、長男もつっかえながら、気に入ったところを何度も読み返しながら読み終えました。
エルマー(Elmar)という男の子が2作目ではりゅう(the dragon)とどこかへ行くらしいのですが、たまたま見たページで、りゅうがこんなことを言ってました。

「ぼくはね、どうぶつ島にいるときは、スカンクキャベツとダチョウシダを、たべてたんだ。」

スカンクキャベツ?

ダチョウシダ?

いつだったか、地元の新聞のコラムで、「ミズバショウの英名は『skunkcabbage』だ、清楚な花に似つかわしくない名前」というような内容が書かれていたのを思い出したので、このくだりを読んだときに私の頭にはすぐにミズバショウが出てきました。
でも、普通は「何のこっちゃ?」ですよね。

調べてみると、正確にはskunk cabbageの和名は「ザゼンソウ」で、これはミズバショウの白い花びら(っぽい)部分が紫っぽい色をした花です。ミズバショウの英名は『asian skunk cabbage』だそうです。
アジア特産なのかな?

ミズバショウがくさいと思ったことはないですが、ザゼンソウは花の軸の部分が匂うらしいです。私はこの花実際には見たことないのですが。

参考までに、今年の春に写したミズバショウです。

VFSH0013.jpg


ダチョウシダ、というのはどうも『ostrich fern』をそのまま日本語にしたもののようで、一般には「クサソテツ」として知られるシダの仲間だと思います。これの若芽が山菜の「コゴミ」です。

春、山に入るとこの「コゴミ」はよく見かけます。
ちなみに、「英辞郎」で「ostrich fern」を引くと、「ゼンマイ」と書いてありました。
「コゴミ」と「ゼンマイ」は違うものですが、地面からしゅーっと生えてて、先がくるくるとなっている形状は同じですし、英語的には同じでもありなんだろうか。きっとどっちだっていいんだろうな。
ゼンマイなんて、特に興味ないだろうな^^

ところで今年知床キャンプに行ったとき、知床五胡に立ち寄りました。
知床も初夏を迎えて結構暑く、ミズバショウの葉っぱも相当大きく茂ってました。そんな葉の生い茂る群生が荒れている場所を発見。
自然道の前を歩いていたネイチャーガイドさんによれば、「ヒグマが食べた跡だ」とのこと。
ヒグマって、そんな葉っぱも食べるんだ、と感心しました。

ヒグマも食べるミズバショウの葉っぱといい、
人間も食べるコゴミの大きくなったシダの葉っぱといい、
心の優しいりゅうの食べ物としてはすごく妥当だな、と思ったのでした。




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Comment

コゴミ 

新潟に住んでいる親戚が、毎年春になると山菜取りに行ってコゴミを送ってくれるんです。我が家は家族全員コゴミ好きなので、毎年楽しみなんですよねぇ。mistletoesさんは、山菜取りに行ったりしますか?

ゼンマイとは違うのに、英語になると一緒になってしまうんですね。

  • posted by Juliet 
  • URL 
  • 2007.08/28 17:02分 
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:Julietさま 

うちは夫が山菜採りが好きなので、私もついて行くことがあります。
山菜採り好きですよv-410

食べるなら、ああいう「くるくる」系では、ワラビが好きです。
山菜は買って食べるより、自分で採ってきたり、誰かに頂いたのを食べる方が断然おいしいですよね♪
  • posted by mistletoes 
  • URL 
  • 2007.08/28 22:31分 
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私は、「何のこっちゃ?」で流してしまう一人です^^; わざわざ調べられたmistletoesさんはスゴイ!

それから、skunk cabbageやostrich fernを「ミズバショウ」「ゼンマイ」と訳さず、あえて「スカンクキャベツ」「ダチョウシダ」とした翻訳者さんもすごいですよね。こうすると、メルヘンチックになって、童話らしくなりますものね。私はそこまで頭が回るかなぁ?と思ったのでした。

  • posted by texmama 
  • URL 
  • 2007.08/28 22:58分 
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  • [Res]

:texmamaさま 

ほんとにそうですよね。

「何のこっちゃ?」と思うのはきっと大人で、こどもはそれぞれ自分なりの「スカンクキャベツ」「ダチョウシダ」を思い描いて普通に読んでいくのだと思います。

確かに、こういうときの翻訳って、言葉を伝える以上のものを伝えているのですね。

「ザゼンソウ」と「クサソテツ」と書かれていたら、
それこそ「何のこっちゃ?」です(笑)
  • posted by mistletoes 
  • URL 
  • 2007.08/28 23:33分 
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プロフィール

きのめ

Author:きのめ
独身時代に社内翻訳を経験。
二人の子供が生まれてから、在宅で翻訳者になる道をちょっとずつ進んできました。

現在小学5年の長男、小学3年の次男の母親業も、いつになったら一人前になれるのか。。。

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