翻訳みちくさ日記~英語の仕事も子育ても

一人前の実務翻訳者になれる日を目指して、浮いたり沈んだり、私の毎日を綴ります。

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何を話すか、どう話すか

私が勤める英語教室では、レッスンと会話練習は分かれていて、レッスンで覚えて、生徒同士の会話練習で使ってみるというスタイルです。
でも実際には、会話練習してみて分からないことが出てきたりしますよね。そんなとき、私が質問にお答えしたりしています。

生徒さんの平均年齢は40~50代位で、初級の方が多いです。
なので、会話を英語だけで続けるのが難しくなって、話が盛り上がってくるとつい日本語で話しちゃうようなことも見られます。
また、「○○はどういったらいいの?」というような質問も多くありますね。

私の個人的な意見としては、初級とはいえ英語学習中の皆さんなので、日本語でたくさん言いたいことはあるでしょうが、自分の英語の範囲で言えることを考えてはどうか、と思っています。

ただのおしゃべりではなく、あくまで学習が前提にあるからです。
でも、先日こんなことを言われました。
「ここに集まる生徒さんは、それなりの年令で、社会的にそれなりの地位を築いてきた方もいる。そんな方たちにあまり簡単な話し方を教えるのはどうなの。年齢的には地位もプライドもあるような方たちに、初級のレベルの英語を話させていいの?ネイティブと話すようなことになったら、恥をかかせるんじゃないの?」

うーん…。

例えば、ピアノをこれから習う人がいるとします。TVのCMで流れてくるような、素敵な曲を弾きたいと思っても、最初からそんな風に指は動かない。まず、音符の読み方を覚えて、鍵盤の位置を覚えて、思ったとおりに指が動くように練習を積むしかない。最近は、人気のある曲なら簡単にアレンジされた楽譜もたくさん出ているので、少し力が付いてきたら、そういう簡単アレンジで自分の弾きたかった曲を試してみることができるのかもしれない。

英語だって、まずは簡単アレンジでいいんじゃないかと私は思うのです。できる人が聞いたら、「それは本物じゃない、簡単アレンジだわ」と言うかもしれませんが、弾いてる本人は十分楽しめているんじゃないのでしょうか。「いや、私は簡単アレンジは嫌なんです、オリジナルがいいんです」というこだわり派も中にはいるでしょうが…。

先日私に上のようなアドバイスをしてくださった方はそれなりに英語のできる方で、難しいイディオムを紹介してくれることも良くあります。そんな時、私は他の生徒さんに1語で言える言い換えの単語も紹介するのですが、「そういう簡単な言い方ばかりではダメじゃないの?」ということだと思います…。

もちろん、それをすぐに活用できるレベルの方は良いと思うのですが、初級のうちからやらなくてもいいんじゃないか、と私は思っているんですよね~。たとえそれが、年配の方でも。
でも、習う本人は、そうは思ってないかもしれないですね。

どういう風に話すか、ということも大事ですもんね。
私はまだまだ勉強不足で、いろんな単語や熟語の中からどれがいちばんぴったり来るのか分からないことも多々ありるのですが、限られた語彙の中でできるだけ多くのことを生徒さんには話してもらいたいと思います。

日本語でも会話の上手な方は、英語でも上手です。会話をどう面白くするか、そのコツを分かっているのだと思います。それは、知っている語彙に比例するわけではありません。
先日も、「彼には色々教わった、お世話になった」ということが言いたくて、「He was my teacher.」と言った方がいました。その話の流れでは、彼の言いたかったことを誰もが理解していました。
会話の最中に「ええと、『お世話になった』は…」って電子辞書を引くよりもずっと伝わる気がします。
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Comment

はじめまして♪ 

初めてコメントさせていただきます。Julietさんのブログより飛んできました(^^) 今回の記事、とても共感するものがあり、思わずコメントさせていただきました。 私は現在やりなおし英語3年目です。今年の目標は「英検2級レベルの語彙を駆使して自分のいいたいことを話せるようになる」です。でも、「英検準2級・3級」あたりとしてもいいのかもしれません(^^;)それくらい、取得してる資格と会話能力に隔たりがあると感じてます。

私はmistletoesさんの考えに賛成です。簡単な言葉をつなぎ合わせて、妙な沈黙をつくることなく自分の気持ちを伝えることがコミュニケーションですよね。中学英語のレベルでもそれは可能だと思ってます。問題なのは、手持ちのボキャブラリーを駆使して話続ける訓練をしていないこと(自戒の意味もこめて)。英語で独り言を1時間ちかく毎日行う練習をしていたときは、ネイティブの友人と2・3時間話しても苦ではなかったように思います。今はその練習を怠っているのでスピーキング力は落ちてますが(T_T)

すみません、初コメントが長くなってしまいました。英文日記を再開しなくては・・・とおもいながら、なかなか思い腰があがりません(^^;)mistletoesの記事を拝見しながら、どの英語レベルであっても、アウトプット練習をしていく大切さを再認識しました。
  • posted by フェラガモ親子 
  • URL 
  • 2007.06/30 05:43分 
  • [Edit]
  • [Res]

:フェラガモ親子さま 

フェラガモ親子さん、ようこそおいでくださいました♪

おっしゃるとおり、中学英語でも十分会話ができますよね。
ネイティブの方と2,3時間話しても苦ではないとは、すごいですね!
英語力はもちろんのこと、楽しく会話を続ける能力をお持ち菜のだとお察しします。

相手によってどんどん話が膨らんだり、逆に沈黙が続いたりするのは日本語も英語も同じことですよね。上手な方は、相手にも上手く話をさせるよう話を進めていて、会話のマネジメント(?)がうまいなあ、と思います。
そういう能力は、英語の検定では測れないですよね。

私も今日は舌慣らしの会話練習ドリルをやっておこうと思います^^
これからも、お互いがんばりましょう。
よろしかったらまた遊びに来てくださいね♪
  • posted by mistletoes 
  • URL 
  • 2007.06/30 18:10分 
  • [Edit]
  • [Res]

 

こんにちわ!

今回の記事は、ちょっと考えさせられますね。大学のフランス語の授業を思い出しましたよ。授業中は一切日本語禁止だったから、苦労しました。あのときはいろいろ覚えたけど、今はもう使ってないから・・・^^

言葉って、「これが正しい言い方」っていうのはあまりないと思います。日本語と英語は、出所も発達の過程もそれを取り巻く歴史や文化もまったく違う言語なので、「日本語の○○は英語では××」とぴったりと当てはまらないんですよね。翻訳という仕事をしていると、英語の文ひとつに対して、いくつかの日本語の表現が浮かぶことがあります。翻訳では、その中から最も適した表現を選ばなければなりませんが、日常会話では、言いたいことが伝わるなら、どの表現を使ってもいいと思います。例えば、「うれしい」と言いたいとき、happy, thrilled, glad, pleasedなどありますが、happyだけでも知っていれば、とりあえず他の表現は知らなくても会話できますものね。「知ってる言葉で表現する」テクニックは、ペラペラの人でもやってることだと思います。私もときどきやるし。で、ネイティブの人の表現を聞いて「ああ、そう言うんだ」と知って、学ぶことで上手になっていくんだと思います。

といいつつ、話し方は服装と一緒で、その人への印象に影響を与えることもありますね。50代のスーツを着た会社員がラップミュージシャンや小学生のような言葉遣いをしたら変ですものね。ご指摘をされた方は、そういうことを言いたかったのでは?その辺のバランスの取り方が難しいところですね。
  • posted by texmama 
  • URL 
  • 2007.06/30 23:12分 
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  • [Res]

:texmamaさま 

texmamaさん、こんにちわ♪
おっしゃるとおり、話し方はその人の印象を左右する大事な部分だと思います。「服装と一緒」というのはまさにその通りですね。
年令が上になれば、それなりの教養を備えた話しぶりができるのが理想的だと思います。日本語、英語に関わらず。

指摘してくださった方も、「中高年の生徒さんが楽しめる時間は長くない(笑)のだから、今きちんと話せないとダメじゃないの」ということを言ってました。
自分も含めて、基本を抑えるのがまず大前提だと思いつつ、私の話しぶりがどう聞こえているのか、不安はいつもあります。

考えすぎると、すごく高い理想を掲げることになってしまいそうです。難しいですけどやっぱりバランスを考えつつやってくしかないだろうと思います。英語だけに限らず、充実した毎日を送ることもまた、素敵な話し方につながりますよね^^

それにしても、年配の皆さんの熱心さといったら驚きます。
人生経験豊富な方たちは、話されることもひとつひとつ興味深く、英語のレベル云々を通り越して、感激しちゃうこともあります。
  • posted by mistletoes 
  • URL 
  • 2007.07/01 17:25分 
  • [Edit]
  • [Res]

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プロフィール

きのめ

Author:きのめ
独身時代に社内翻訳を経験。
二人の子供が生まれてから、在宅で翻訳者になる道をちょっとずつ進んできました。

現在小学5年の長男、小学3年の次男の母親業も、いつになったら一人前になれるのか。。。

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