翻訳みちくさ日記~英語の仕事も子育ても

一人前の実務翻訳者になれる日を目指して、浮いたり沈んだり、私の毎日を綴ります。

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複雑な気持ち…

今月はお仕事のスケジュールがきっちりと埋まりました!
ありがたいことです。

実務分野は今が一番忙しい時期です。こんなことは2月と3月だけでしょうね~。
去年なんか4月になった途端にぱったりとお仕事が途絶えちゃいました(笑)
今年もそうなるかもしれないですが、それならそれで他にやることを考えておけばいいか。

何事もはじめてのことばかりだった時期は過ぎつつあり、「去年はこうだった」「前はこうだった」と思えることが増えてきました。
それを「経験」と呼ぶにはまだ早いですが、前もって予想できることが増えてきたのは、精神安定上(笑)良いことだと思います。

とはいえ、初めてのことももちろんまだまだあり。

「完成した和訳を修正する」という案件の依頼がありました。
クライアントに納品したものの、クレームがついたので修正するということですが、
最初の訳者さんが修正するのは少し荷が重いのでは、という判断で私のところに話が回ってきたようです。

で、内容を見てみると、分野はいつも私がこの会社さんからもらってるのと同じ分野です。
(だから私のところに話が来たのですね)
枚数もかなり多いです。

それで。

私が言うのは本当におこがましいとは思うんですけど。

「これほんとに、翻訳者さんがやったのかな?」って思うほど、
日本語として「???」な文章なんです。
ひとつひとつの単語レベルで見たら意味は間違ってないのかもしれないけれど、文全体で見たら意味が分からない。

たとえば、「Aという意見がある一方で、Bという現実がある」という構図がある文章なら、それを踏まえて訳していくものだと思いますが、単語レベルの訳のつなぎ合わせでは全然それが見えてこないですよね。
クライアントからクレームがついたのも当然といえば当然かもしれない。。。

そのほか、たとえば「future」という単語は「未来」という意味ですが、それは場面に応じて「今後」だったり「この先」だったり「将来」だったりすると思います。それが全部「未来」で済まされたら、やっぱりしっくりこないと思うんですよね~。


私が思うに、これを訳された方はこの分野の知識はすごくお持ちだと思うのですが、和訳の経験はあまりないのかなあ…と。
それでも、このボリュームを最後までやり通したというのはある意味すごいと思います。


この案件をお引受けしたものの、いろんな気持ちが入り混じっています。

まず。
再納品ってことですから、プレッシャーがあります。
クライアントに納得してもらえるものを果たして私が作れるのだろうか?
日数は限られているので、その中でできる限りのことをするしかない、とは思うんですが…。

そして、他の翻訳者さんの訳文を見る機会も時々ありますが、これまではいつも自分の参考にと思いつつ見せて頂いてました。でも、今回のはちょっと違います。
報酬を頂いてお仕事をする以上、「原文を読んで日本語にする」という自分の役目はきちんと果たさなくてはならない、ってあらためて思いました。

いつ自分が逆の立場になるか分からない、いやもしかしたら、私の訳文にだってクレームがついて返されたことがあったのかも?と心配になってきます。

そしてそして、
翻訳会社さんのことはよくわかりませんが、この訳文を読んだら、担当の方だって同じ印象を持ったはず。それでもそのまま納品せざるを得ないもんなのかなあ…。
それとも、担当の方は中身は大して見てないものなのかなあ。
そして、今回の返品の一件は、担当した翻訳者さんには知らせてるのかなあ…。


いろんな思いが渦巻きつつも、今目の前にあることをこつこつとこなしていくより他にないと思って進んでまいります。

この分野をやってる人が少ないというのがまず大前提だと思いますが、私に修正を依頼してくれたというのはちょっとうれしかったです。
がんばります。


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Comment

 

今までとちょっと違う仕事をするのもいい勉強になると思います。がんばってくださいね!

私も以前校正の仕事で、「なんじゃこの日本語は!」と叫びたくなる文章に出会ったことがあります。たとえば主語と述語がかみ合ってなかったり、英文の構成をそのままひきずってて稚拙な印象を与えていたり。「こんな品質でもお金をもらってるのか」という憤りとともに、「この人に比べると私はまだマシかな」という安心感も感じました。そういう安心感はめったに感じるものではないので、貴重でした(笑)。
  • posted by ぴーなっつ 
  • URL 
  • 2009.03/05 00:20分 
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>クライアントに納得してもらえるものを果たして私が作れるのだろうか?

mistletoesさんならできると翻訳会社さんが判断したからこそ、今回のお仕事が回ってきたのだと思います。

他の人の訳文に触れるというのは勉強になると共に、いろいろ自分の身を振り返る機会にもなってくるのですね。頑張って下さい。
  • posted by あい 
  • URL 
  • 2009.03/05 01:51分 
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:ぴーなっつさま 

ぴーなっつさん、こんにちわ♪

他の方の訳文を見るのは、自分の翻訳を顧みるいい機会ですね。勉強になります。
「安心感」。私はまだまだですね~。
自分の訳文を日が経ってから見返すと「なんじゃこりゃ」って思いそうです…^^;
  • posted by mistletoes 
  • URL 
  • 2009.03/05 16:39分 
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  • [Res]

:あいさま 

あいさん、こんにちわ!

今回の修正依頼は分野の兼ね合いが大きいと思います。
どちらかといえば、私もまだまだ人に直してもらう方だと思いますので。。。^^;
一度人の手に委ねられたものに手を入れるというのにはまだ慣れないですが、自分にはない新しい発見もあり、勉強になります。チェックは勉強になると言いますが、本当にそうですね。
  • posted by mistletoes 
  • URL 
  • 2009.03/05 16:45分 
  • [Edit]
  • [Res]

 

お仕事忙しそうで何よりです。
(とはいえ大変ですね。。お疲れ様です)

他の方のお仕事の修正をまかされたというのは、mistletoes さんが信用を得ている証拠じゃないかなあと思いました。
私は、翻訳の分野は素人なのでよくわからないのですが、英語の前に日本語ありき、という印象はあります。英語というスキルの下に、日本語をきちんと操る力も必要なのが翻訳なのではないかな、と思うので、出来上がった日本語に「?」がついてしまったのは残念な結果ですよね。その訳者さんにはやはり知らされた方がいいですよね。。
(素人考えでゴメンナサイ)

出来上がった文章を直す(しかも訳文)というのは別の難しさがありそうですが、mistletoes さんならきちんとやり遂げるのでしょうね! がんばってくださいね♪
  • posted by くるくる♪^^) 
  • URL 
  • 2009.03/07 23:44分 
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  • [Res]

:くるくる♪^^)さま 

くるくる♪^^)さん、こんにちわ♪

何事も経験なので、こういうお仕事も勉強になります。
恐らく、この分野の知識はしっかりと持っている方だと思うので、勉強になる部分も随所にあります。
くるくるさんのおっしゃる通り、専門知識だけでは良い文章は書けないけですが、文章力だけだと都合のいい勝手訳を付けてしまうことにもなりかねないです。

やはりちょっと戸惑いますが、時間いっぱい頑張ります♪

  • posted by mistletoes 
  • URL 
  • 2009.03/09 00:29分 
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  • [Res]

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プロフィール

きのめ

Author:きのめ
独身時代に社内翻訳を経験。
二人の子供が生まれてから、在宅で翻訳者になる道をちょっとずつ進んできました。

現在小学5年の長男、小学3年の次男の母親業も、いつになったら一人前になれるのか。。。

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